インタビュー

  • HOME
  • インタビュー

あなたのリズムで話したいことをお話しください。あなたの“言葉”をじっくりとお聴きします。

患者さまの多くは、考えや思いをうまく話し尽くせず、最後まで話を聞いてもらえないことで、話しても意味がないと思い詰めてしまう傾向にあります。まとまらなくてもかまいません。何でもご自由にお話しください。

医師という職業と心療内科・精神科を志した理由を教えてください。

実は、小さい頃は冒険家や翻訳家になりたいと思っていた時期もありました。でも、高校に入り、いざ進路を決める際になってみて、結局、自分は理系だということを自覚し、さらに親戚に医療関係者が多かったことなどの影響もあり、医師になろうと思いました。

この科目を選んだ理由は、ネガティブな話になりますが、実は、血を見るのが苦手なのです。そのため、外科や内科ではなく心療内科や精神科を目指しました。

診察室にこだわりはありますか?また、診療の際に心がけていることを教えてください。

来院される方は、考えていることや思っていることを話したくても、うまく話すことができない方が多いです。そのため、先入観を持たず、患者さまのお話をじっくりと最後まで聞くことを大切にしています。患者さまの「言葉」を信じ、無理に話を引き出そうとはしませんので、話せる時に話したいことを自由にお話しください。

昔は横並びで診察するスタイルが多かったのですが、当クリニックでは対面式で行います。
フレンドリーで肩肘張らずに何でもご相談していただける“長屋の隠居”的な雰囲気作りにはこだわっています。どうぞお気軽にお越しください。

だれにでも起こりうる心の悩み。予防策はありますか?

どんなに明るい人でも、突然心を病んでしまって鬱(うつ)になる可能性はあります。心の病も基本的には、生活習慣病と同じです。生活リズムをリセットするのは朝。だから、朝はキリッと起きて、朝陽を浴び、食事をしっかりとることが大切です。そうすることで、不規則な生活による摂食障害が改善されたケースもあります。

そしてもう一つ、湯船に浸かることです。熱すぎず、40℃位までの湯船に浸かることで心身の疲労がやわらぐとされています。睡眠障害も同様です。まずは朝食を一口でも食べましょう、寝る前のコーヒーは控えましょう、というように、生活リズムを整えるための指導もおこなっております。